こんにちは！FALTです。

今回は、家具を選ぶときによく耳にする”本革”についてご紹介します。

 

本革とは？

本革とは、その名の通り“本物の革”という意味です。

英語ではreal leatherやgenuine leatherと訳されます。

本革は原料となる皮の種類に関わらず、動物の皮を鞣(なめ)した革の総称として使われています。

このように“動物の皮を使った革”を本革といいます。

最近では合成皮革と言われる化学素材が市場で流通していますが、本革は動物の皮を使った素材、合皮は革ではない素材とまずは覚えておきましょう。

ただ、天然かそうでないだけで、今や合成皮革は現代の技術で本革に近い質感を表現ができていることも事実です。

その中でも本革仕様を選ぶということは、古き良き”本物”を求めるということなのではないでしょうか？

 

 

本革の種類について

革製品はどの動物のものを使うのか、トップレザーやスプリット等、 革のどの部分を使うのか、また革の加工、つまりなめし方等によって呼び方が異なってきます。 なめし方でも、染色仕上げやセミアニリン仕上げ、顔料仕上げ等様々あります。

ここでは、まず牛革の鞣(なめ)しの種類についてご紹介します。

※ここでは家具によく使われる牛革の鞣し方についてご紹介します。その他、牛革の詳しいところ、どんな動物の皮を使うの？等、他の疑問については別記事でご紹介させて頂きたいと思います。

 

鞣しについては、天然のものをそのまま使っていくものから徐々に化学的な加工を加えていくことで呼び方が変わってきます。

 

おおまかに分けると、

 

素上げ→染色(アニリン)仕上げ→セミアニリン仕上げ→顔料仕上げ

 

に分けられます。

 

-素上げ

鞣した後に染色も塗装もしない素顔の革です。

素肌に直接触れることができるので、革本来の肌触りの良さや経年変化を最も堪能できる革です。

俗に言う”ヌメ”という革です。

 

–染色(アニリン)仕上げ

一般的にアニリン仕上げと呼ばれている仕上げです。鞣した後に染色して色を着けますが、塗装で膜は作らない革です。素上げと同様に革本来の肌触りの良さや経年変化を堪能できる革です。ただし、色移りや色褪せに注意が必要です。

一部では、古来から素上げの革を染める工程から”ドブ染め”と言われることもあります。

 

-セミアニリン仕上げ

セミアニリン仕上げは、 顔料で薄く塗膜を張ることで、革本来の”革らしさ”を残しながら、透明感のある色合いを 持っています。顔料を使用しない為、色移りの心配がある染色仕上げ、丈夫さはあるが表情に若干 欠ける顔料仕上げの良いところを取った仕上げと言えます。 また、薄い塗膜を張る為、質の良い革でしかできない仕上げなので、綺麗で上質な革だという 証明にもなる仕上げなのです。

 

-顔料仕上げ

塗装によってコーティングされた革です。

多少の傷でもコーティングによりきれいになることが多いので、原料となる革を比較的選ばないことで、一般的な革製の家具や小物に使われることが多いです。

ただ、発色が良くビビットな色を使用しやすくメンテナンスも簡単なので、近年ではインテリアに取り入れやすい本革製品に使用されることが多くなっています。

 

まとめ

”本革”とひと口に言っても様々な種類があります。

それぞれの環境や加工方法によって質感が大きく変わってくるので、例えば本革のソファを選ぶ際には参考にして頂きたいです。

家具を使用する上で、何を求めているのか、何を最終的に必要としているのかを考えながら選んでいくといいのではないでしょうか？

 

 

FALT では、本革家具、特殊な加工をしたレザー風生地を使ったアイテム等、様々なインテリアスタイルをおしゃれに演出できるアイテムを多数扱っています。

興味のある方は是非、ご来店を！

お待ちしております！

 

↓↓↓インテリアのことなら是非、”FALT”へ↓↓↓